カタ冷却力とは
カタ冷却力とは、カタ温度計を用いて算出します。具体的にはカタ温度計のアルコール柱が38℃から35℃まで3℃下降する時間のことを表し、公式として
H=f/T
H:カタ冷却力 f:カタ係数 T:時間(秒)
となります。
個の値が大きい場合は寒く感じ、小さい場合は暑く感じるようになります。
冷却力がある≒涼しい 冷却力が少ない≒暑いといったイメージ通りに感じます。
器具の種類
室内環境を測定する際には用いる器具が3つあります。
- アスマン通風乾湿計
- カタ温度計
- 黒球温度計
求める指標と用いる器具
どの指標にどの器具を用いるかについての表を下に掲載します。
気温 | アスマン通風乾湿計 |
気湿 | アスマン通風乾湿計 |
カタ冷却力 | カタ温度計 |
熱輻射 | 黒球温度計 |
さらに気動、感覚温度、補正感覚温度を表すと、
気動 | 気温 カタ冷却力 | アスマン通風乾湿計 カタ温度計 |
感覚温度 | 気温 気湿 気動 | アスマン通風乾湿計 カタ温度計 |
補正感覚温度 | 気温 気湿 気動 熱輻射 | アスマン通風乾湿計 カタ温度計 黒球温度計 |
上記の表になります。
いかに身近なものとして考えていけるかが勉強だと思うので暗記色の強い衛生も日常生活に紐づけて覚えていきたいと思います。