― 薬剤師の視点から考える“使う・使わない”の選択 ―
薬ありきの発想に、ひと呼吸
「風邪をひいたら薬」「疲れたらサプリ」「痩せたいならダイエット薬」──そんな“薬ありき”の発想が日常に入り込んでいませんか?薬剤師としての立場から言えるのは、「使う前に整える余地」に目を向ける習慣が、健康を根本から支えるということです。
風邪薬の正しい役割とは
風邪の症状を緩和する薬は、一時的には助けになります。しかし、ウイルスを追い出すために必要なのは私たち自身の免疫力。十分な休養、水分、栄養を取ることが、体の回復力を引き出す最善のケアです。
ダイエットも生活習慣の見直しが鍵
「痩せたいから薬を使う」という発想には注意が必要です。食事の質、適度な運動、十分な睡眠といった生活のベースが整えば、代謝やホルモンバランスは自然に改善していきます。
一般薬の“使いどころ”を見極める
やけど、虫刺され、切り傷など、予防が難しい日常トラブルには一般薬が有効です。しかし、それ以外の不調は、まず生活習慣を見直すことから始めてみてください。薬はあくまでも「補助役」。主役はあなた自身の身体の力です。
「薬を飲む前に生活を見直す」習慣を
薬の効能に頼りすぎず、「本当に必要か?」と一度立ち止まるクセをつけることで、QOLは格段に向上します。使う・使わないの“バランス感覚”こそが、これからの健康習慣を育てる鍵になるのです。