ミニマリズム編第一回は、私がミニマリストになったきっかけやなってから変わったことについて書いていきます。
─ ミニマリストになったきっかけと、その後の変化 ─
かつての私は、「あれば便利」「いつか使うかも」とモノを溜め込み、部屋も頭の中も常に散らかっていました。一生使わないような文房具、小学生時代の本や作品、そして場所を忘れては同じものを買うという無限ループ。そんな無意識の行動に疲れ、「持ちすぎている」ことに初めて違和感を覚えました。
収納を増やせば解決すると思っていたものの、収納そのものが悩みの種に。片づけても、片づけ切れない…。いつしか、「整えても整わない」というモヤモヤが心に溜まっていったのです。
持ち物を見直し、手放す決断を重ねたことで、思いもよらぬ変化がありました。一番のメリットは「余白」が生まれたこと。部屋に空間ができたことで、気持ちにも余裕が生まれ、考えも整いやすくなりました。また、探し物や無駄な買い物が減り、時間とお金の使い方に対する意識が変化。自分にとって本当に必要なものが見えるようになり、選択に迷いが少なくなった実感があります。掃除や整理も効率化され、毎日のストレスが軽減。物の少なさは、単なる片づけではなく、自分の価値観や生き方を見つめ直す「きっかけ」になりました。
モノを減らすことで得られた余白は、単なる空間だけではありませんでした。それは、心にも時間にも「ゆとり」という豊かさをもたらし、自分の本質に向き合う余裕を与えてくれました。そのゆとりの中で見えてきたのが、「何もしない時間」や「目的のない過ごし方」の尊さ。次回は、ミニマリズムがもたらした心の変化と、空いた余白との向き合い方について、少しだけ深く掘り下げてみたいと思います。