食事のバランスを整える――それだけで、体調や気分に驚くほどの変化が現れることをご存知でしょうか。
私たちが日々摂っている食事には、炭水化物・脂質・タンパク質という三大栄養素が含まれています。まずは何気なく食べているメニューを、この3つに分けてみることから始めてみましょう。
多くの現代人は、炭水化物（ごはん・パン・麺類）と脂質（揚げ物・お菓子・加工品）を中心とした食事になりがちです。その一方で、筋肉や肌、ホルモンの材料となるタンパク質（肉・魚・卵・豆類）の摂取量が不足している傾向があります。
このバランスの偏りが、なんとなく続く疲労感や集中力の低下、肌荒れなどの「小さな不調」の原因になっていることも。逆に言えば、三大栄養素の“偏り”に気づき、“整える”意識を持つだけで、日々のパフォーマンスが大きく変わってくるのです。
もし毎回の食事で栄養を意識するのが面倒だと感じるなら、2つのシンプルな視点で考えてみましょう。
① 取りすぎている栄養素を減らす
甘いものや炭水化物が多いなら、それらを“半分”にするだけでOK。
② 足りていない栄養素を足す
タンパク質が不足しているなら、ゆで卵1個をプラスしてみる。それだけで肌や体調に違いが出ます。
“食事を整える”ことは、自分をいたわる第一歩。三大栄養素のバランスに目を向けるだけで、生活の質（QOL）が少しずつ底上げされていきます。
