こんにちは!ミニマリスト薬剤師のyasuです。
今日は「ズボラ・めんどくさがり」な人にこそミニマリストをおすすめする理由を、生活の実感ベースで分かりやすくまとめます。結論はシンプル——ミニマリズムは“根性”ではなく“仕組み”でラクを生むテクノロジーです。意志力が弱くても続きます。むしろ、そのためにあります。
なぜズボラこそミニマリスト?
1. 意志力を節約できる(選択肢の呪いから解放)
人は「選ぶ」だけで疲れます。服が10着あるより“一軍”5着だけの方が朝の決断コストは半分。
- クローゼットは同系色×同素材で統一(例:上5・下3・羽織2)
- 靴下は同一銘柄・同色でそろえる(片方迷子問題が消える)
- 朝食は固定メニュー(オートミール+卵+果物など)
決める回数が減る=1日分の意志力が温存され、本当に大事な仕事や勉強に回せます。
2. 家事が“勝手に”時短化する
ものが少ないと、片付け=戻すだけになります。
- 収納は2ステップ以内で手が届く場所だけ
- フタ問題を排除(フタ付き収納は基本NG。投げ入れ式のカゴに)
- 床に直置き禁止(ロボット掃除機・クイックルが通る)
たたまない収納(下着・部屋着は投げ込みボックス)、乾いたらその場でハンガー収納にすれば、“たたむ作業”が消えます。
3. お金と健康が同時に良くなる
ものが減ると衝動買いの起点が減り、外食・中食の頻度も下がりやすい。
- キッチンは使う鍋フライパン2つだけ+電気ケトル
- 調味料は基本の5本(塩/しょうゆ/酢/油/だし)に絞る
- 買い物は週1回まとめて(間食の誘惑を減らす)
薬剤師目線では、薬・サプリの重複服用や飲み忘れも減ります。
- 救急箱は透明ボックス1つ
- 期限切れチェックを月1回(カレンダーに固定)
4. 「やる気ゼロの日」の保険になる
ミニマリズムは“やる日”を増やすのではなく、“やらない日”でも崩れない設計。
- 5分リセット(リビングはタイマー5分だけ、見えるものだけ戻す)
- ワンアクション掃除(ティッシュ+アルコールで手に触れる場所だけ)
- 洗濯は満杯待ち→乾燥→そのままハンガー戻しで畳まない
5. メンタルが安定する(視界が整う=心が整う)
視界に入る情報量が減ると脳の負担が下がります。散らかった部屋は常に“未完了タスク”の通知を浴び続けている状態。
- デスク上は3点まで(PC・マグ・メモ)
- 壁・冷蔵庫に紙を貼らない(必要情報はNotion/メモアプリへ)
- やらないことリストを玄関に1枚
6. 変化に強くなる(引っ越し・転勤・長時間労働)
アイテム数が少ないと、移動・掃除・模様替えのコストが小さく、時間の自由度が上がります。
- 荷物はスーツケース1つ+段ボール3つで収まるを目標に
- 電源タップ・充電ケーブルは各部屋1セット固定(持ち運ばない)
「ズボラ・ミニマリズム」5原則(今日から使える)
- 一軍主義:使うものだけ“見える場所”に。二軍は持たない。
- 定位置化:帰宅→鍵は玄関トレー、財布はトレー横。毎回同じ。
- 2ステップ以内:取り出す→使う→戻すが2手で完結する配置。
- 自動化:定期購入/家賃・水道光熱費・保険は自動引落+家計アプリ連携。
- 入れ替えルール:one-in one-out(できればone-in two-out)。
エリア別の即効ワーク(各15分)
玄関
- 靴は3足(仕事/運動/雨兼用)+季節ブーツ1
- 玄関マット撤去→拭くだけに
- 予備の傘は1本のみ(コンビニ傘は処分)
クローゼット
- ハンガーは同一色・同一形に統一
- 1年着ていない服は保留ボックスへ(90日開かなければ手放す)
- 靴下・下着は畳まない:区切りボックスに投げ込み
キッチン
- 鍋2・フライパン1・包丁1・まな板1で回るメニューに寄せる
- 調味料は5本ルール、スパイスは万能1本
- のせるだけ丼テンプレ(玄米+鶏むね+ブロッコリー+黒胡椒)を常備
デスク
- 引き出しは文房具3点(ボールペン・ハサミ・付箋)のみ
- ケーブルは1台1本に固定し、収納は透明ケース
サニタリー
- シャンプー・ボディソープは詰め替えやめる(ボトル直接)
- タオルは同一色5枚→洗濯→そのままラックへ
- 洗剤は多機能1本に寄せる
うまくいかない時の「詰まり解消」
- 捨てられない → 「移動」から。別の部屋に保留箱で物理的に視界から外す。
- 家族が非ミニマリスト → 共用部は“床に置かない”だけ共有。個人の部屋は介入しない。
- 趣味の道具が多い → 専用ボックス1つに全て入る量まで。季節が終わったら写真を撮って記録、重複購入を防ぐ。
- 思い出品がつらい → 写真に撮って3枚だけ現物残し。残す基準は「人に語るネタになるか」。
- リバウンドする → 帰宅→2分リセットを習慣化。タイマーを押して、視界にある物だけ元の位置へ。
めんどくさがり向け「行動レベル」の仕組み
- 24時間ルール:買い物はカートに入れて1日寝かす。
- 3回使わなければ退場:新規アイテムは3回以内に“常連”化しなければ手放す。
- 最後の1個になったら注文(トイレットペーパー・歯ブラシなど消耗品)
- 朝のルーティン作成:起床→水→トイレ→カーテン→布団整える(各30秒)。
- 夜の巻き戻し:寝る前2分で家を朝の状態に戻す。
薬剤師の小ワザ(安全・健康の“守り”)
- 常備薬は3カテゴリに分ける:①痛み・発熱 ②胃腸 ③アレルギー。残りは必要時に買う。
- ラベルは日本語で大きく(家族が見ても分かる)。
- 同成分の重複を避けるため、解熱鎮痛薬は1種類だけ棚に置く。
- サプリは目的別1~2種に絞る(鉄×、ビタミンD、プロテインなど)※体調や既往症は個別に要確認。
- 水回りに薬を置かない(湿気で劣化)。定位置はリビングの目線高。
7日チャレンジ(合計90分で“仕組み化”)
- Day1(15分):玄関“床ゼロ”+鍵トレー設置
- Day2(15分):靴下・下着を投げ込みボックスに変更
- Day3(10分):スマホ通知を重要3アプリだけに
- Day4(15分):キッチンの鍋・フライパンを厳選
- Day5(10分):救急箱チェック(期限切れアウト)
- Day6(15分):デスク上3点ルールに
- Day7(10分):やらないことリストを玄関に貼る
1週間後、掃除と家事の「面倒くささメーター」が確実に下がります。
まとめ:ズボラ×ミニマリズム=最強の省エネ生活
- もの・選択肢・作業を減らすほど、やる気がなくても回る家になる
- 片付け・掃除・買い物・服選びが自動運転化
- お金と健康とメンタルが同時に底上げされる
ミニマリズムは「ストイックに我慢する」ための思想ではなく、“怠けても回る仕組み”を作る設計図です。
まずは一軍主義・定位置化・2ステップ以内の3つから。今日、家のどこか1か所で試してみてください。
質問や「ここがうまくいかない!」も歓迎です。次回は“ズボラでも続く掃除・洗濯の最短ルール”をまとめます。