シンプリストロードマップ-思考法-1 「死について考える」

はじめに

皆さんは死について深く考えたことはあるでしょうか?私は人生で何か行き詰まった時や決断を迫られた時などによく考えます。ここでいう死とは決して自殺したいとかそういった負の感情を伴う考えのことではありません。自分が死ぬ時に後悔することはないか、今の決断は自分が死に際にやっていてよかったと思えることかと考えることです。

人が死ぬ間際に後悔すること

ブロニー・ウェア著の本「死ぬ瞬間の5つの後悔」によると人が後悔することには、

  • 「自分に正直な人生を生きればよかった」
  • 「働きすぎなければよかった」
  • 「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」
  • 「友人と連絡を取り続ければよかった」
  • 「幸せをあきらめなければよかった」

の5つに分けられるといいます。この中で「働きすぎなければよかった」後悔以外はやらなかった後悔だということがよくわかります。また、この後悔も言い換えると「プライベートでやりたいことをやればよかった」となるので、実際には全てやらなかった後悔が人間最後に考えることだとわかると思います。

シンプリストとの関連性

人生を充実させたいと思う人は後悔しないように行動し続けることが大切です。しかし、この考えがどのようにシンプリストと関連しているかというと、行動するためには周りのノイズを取り除いて常に身軽に動ける環境を整えることが大切です。このことから身の回りの物は最小限にしてやりたいことに全力投球していくことができる環境づくりを目指すことがシンプリストとしての第一に考えるべきことなのだと考えます。また、死ぬ際には物は持っていけず、自分の体、知識、経験くらいしか持っていけないと思うので、いかに心を満たす活動を日々しているかが人生の質を高めます。

おわりに

死について考えることは決してネガティヴなことだけではなく、むしろポジティブに生きていくために必要な要素であると私は考えます。この考えを少しでも意識してみると、自分が物に執着しているのが馬鹿らしく感じられることがあるかもしれません。そうすればシンプリストへの第一歩を踏み出したことになります。次回は「常識を疑う」をテーマに書いていこうと思いますのでぜひご一読ください。

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